1月の紅茶『セイロンハイランド』
2021年01月05日
今月の紅茶は、セイロンの高山地産ディンブラ・ウヴァ・ヌワラエリアをブレンドした『セイロンハイランド』です。
◆セイロンティーとは・・・?
スリランカ産の紅茶は一般的に「セイロンティー」と呼ばれています。正式な国名は、1972年にスリランカ共和国に変更されていますが、その時には世界的にセイロンティーのブランドが広まっており、またスリランカからの要望もあったことから、引き続きセイロンティーとして流通しています。
スリランカでは、山岳地域を中心に茶園が営まれていますが、標高によって大きく3つに区分されています。
標高600m以下はロー・グロウン。標高600m~1,200mは、ミディアム・グロウン。標高1,200~1,800m以下はハイ・グロウンと呼ばれており、各地域ごとに有名な産地があります。
◆セイロンハイランドとは・・・?
セイロンハイランドとは、名の通りセイロンティーの中でもハイ・グロウンに位置する産地でとれた茶葉(ディンブラ、ウヴァ、ヌワラエリア)をブレンドした神戸紅茶オリジナルのブレンドティーです。それぞれの特徴を紹介します。
ディンブラ
ディンブラは、日本では知名度はあまりないかもしれませんが、日本人がイメージする紅茶の味に近いと言えます。水色は明るい鮮紅色、マイルドな香り、心地よい刺激性と適度な渋みがあり、全体的にバランスのよい爽快感のある紅茶と言えます。
ウヴァ
ウヴァは、セイロンティーの中で世界三大銘茶に数えられています。インド紅茶と明らかに異なる刺激的な香りと爽快な味を持っています。パンジェンシーと言われる刺激的な香りと爽快な味は、英国でも珍重され、オークションでも高値がつけられています。
ヌワラエリア
ヌワラエリアは、スリランカの中でも有名な観光名所で山岳地域の中心地にあります。標高が高いため昼夜の寒暖の差が激しく、タンニンが増すため渋みが強い味になりますが、中国種が多く芳醇な香りが特徴です。
これらの紅茶をブレンドした『セイロンハイランド』は、華やかな芳香と爽やかな味わいが特長です。セイロン紅茶が好きな方にはぜひお試しいただきたい逸品です。
◆おすすめのペアリングは・・・?
華やかな芳香と爽やかな味わいが特長のセイロンハイランドには、タルトやチーズ系のスイーツがぴったりです。
また意外かもしれませんが、ごはん系にもぴったりです。ごはんのお供に合わせてみてはいかがでしょうか?
『セイロンハイランド』が気になる方はこちらから↓
THE COTTON セイロンハイランド