紅茶の”ジャンピング”とは?

2022年01月18日

『ジャンピング』この言葉を1度は聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか?

でも「詳しくはわからない…」「うまくジャンピングが起きない…」

そんな声にお応えして、今日はジャンピングについてお話させていただきます。

 

■ジャンピングとは?

そもそもジャンピングとは熱対流による上下運動のことです。酸素に絡んだ茶葉が上下運動(ジャンピング)を起こすことで、紅茶本来の香りや旨味をたっぷり引き出してくれます。
原理としては、

鮮度の良い乾いた茶葉にお湯を注ぐ

軽い茶葉が上部に浮き上がる

茶葉がお湯を吸って重さができるため下部に沈む

お湯の中の酸素が茶葉に付着することで茶葉が上部に再び浮き上がる

茶葉に付いた酸素がはじけて重みで再び下部に沈む

を繰り返しています。

時間が経つとお湯の中の酸素が減っていくこと、茶葉がお湯を完全に吸い、重くなることでジャンピングが終わります。
そのため、茶葉や状態によっては3~5分以上ジャンピングが持続することもあります。

これらを踏まえてこの動画をみるとジャンピングをしている現象がより分かりやすいかと思います。

次にこのジャンピングをうまく起こす4つのポイントをお伝えします!

■ジャンピングのポイント

①新鮮で良い茶葉を使うこと
鮮度が大切です。紅茶は湿度や直射日光、酸化に弱い食品です。開封後の保存には気を使うといいですね。

②汲み立ての水を使用すること
汲み置きされた水は酸素が抜けてしまっているため、ジャンピングを起こしません。ミネラルウォーターなども汲み置きの水と同じ原理です。酸素を含んだ新鮮な汲み立ての水を使用してくださいね。

③沸騰したての熱湯を使うこと
二度沸かし、沸かしすぎた熱湯、電気ポットのお湯などはジャンピングに適していません。ポコポコと5円玉程度の泡が吹き出すのが目安になります。
沸かしたての熱湯

勢いよく注ぐことで茶葉が上下することをジャンピングと思われている方もいますが、勢いよく注ぐだけではジャンピングになりません。かといって、ゆっくり注ぐこともお湯の温度を下がる要因になってしまうため、適度のスピードですることが大切です。

④球状でふくらみのあるポットを使用すること
熱対流を起こしやすい、丸くふくらみのある球状の形のポットがおすすめです。今回はガラスサーバーを使用しておりますが、熱が逃げにくい陶器ポットの方がよりジャンピングを起こしてくれます。
ティーポット

少し手間と感じる方もいるかもしれませんが、ちょっとしたポイントでいつもの紅茶が美味しい紅茶に変わります。ぜひ試してみてくださいね!

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