9月の紅茶『No.27 オリエンタルアフタヌーン』

2020年09月01日


今月の紅茶は、世界三大銘茶のうちのダージリンキーマンが贅沢にブレンドされた『No.27 オリエンタルアフタヌーン』です。
やわらかい香りで渋味が少なく、飲みやすさを追求したストレート用紅茶です。

 

◆ダージリンとは・・・?


多くの紅茶の中でも、例年茶摘みシーズンになると話題になるダージリン。
三大銘茶にも数えられ、紅茶のことを詳しくなくても知っている人は多く、紅茶の代名詞的存在と言えるでしょう。
他の産地の紅茶と決定的に異なるのは、高級品の中に、マスカテル・フレーバーと言われる、マスカットのような芳醇な香りが漂うこと。このような香りは、ダージリン特有のものです。
なかでも初夏に収穫されるセカンドフラッシュ(二番摘み)には特に強く現れます。
さらに、刺激性のある渋みと、淡く輝く水色を伴い、「紅茶のシャンパン」と呼ばれるほど。
ただ、それほどの品質のものは、全生産量の5%程度と言われています。
ダージリン産の茶葉の特徴は、ダージリンの風土による影響を強く受けています。
ダージリンはインド、西ベンガル州の最北部のブータンとネパールにはさまれた地域。北にはヒマラヤ山脈の秀峰カンチェンジュンガがそびえ、その前には高原地帯が広がります。ダージリン地方もまた標高500m~2,000mの高地。その間に89の茶園があり、それぞれが500~1,000mの高度差をもっています。
この標高のため、インドの中で唯一中国種が育つ地域なのです。尾根と沢に沿った急斜面に延々と茶畑が続いています。標高が高い地域には、霧が発生しますが、強い日差しをやわらかな霧がほどよく遮り、ダージリンのクオリティを高めるのに絶好の環境を維持しているのです。
また、ダージリン地方は、他の地域と違い、多くのクオリティーシーズンがあるのも特徴です。3月~4月のファーストフラッシュ、5月~6月のセカンドフラッシュ。10月~11月のオータムナルと大きく3度のクオリティーシーズンがあります。夏場は、雨期になり大量の茶葉が採れるものの品質はよくありません。

 

◆キーマンとは・・・?


キーマンは、ダージリン、ウバとともに、三大銘茶に数えられ、ひときわ高貴な味わいという形容がふさわしい銘茶です。蜜に蘭の花の香りを忍ばせたと形容される独特な香り、甘みを持つ柔らかなコク味で深い真紅色。好きな人ならば、一度飲めばやみつきになる味といえるでしょう。中国特有の品質区分で分けられ、超特級、特級、一級、二級、三級というように分類され、高い品質のものはエリザベス女王も愛飲している高級茶です。

キーマンは、中国の安徴省(あんきしょう)の西南部にあり、1800m以上を誇る黄山山脈と江西省の省境近くの産地。温暖湿潤気候で、豊富な雨量と雲霧が立ち込めます。 もともとは、緑茶を生産していましたが、19世紀後半に紅茶の製造をはじめました。
4月~7月に茶摘みが行われ、4月上旬に最高品質のものが採られます。

 

◆おいしい飲み方は・・・?

渋みが少なく、飲みやすさを追求したストレート用のブレンドになっているため、是非ストレートでお楽しみいただきたいです。また、渋みが少ない紅茶を使用しているため、アイスティーにしてもおいしくいただけます。残暑が残る日にも少し肌寒い日にもぴったりの紅茶です。
また、すっきりとした飲み口のため食事時にも邪魔をしない味になっています。

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KSL No.27 オリエンタルアフタヌーン

 
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